という訳でオフロード用のカブをコツコツ組み立てていこうかと思ってます。
といってもガレージが有るわけでもなく吹きさらしの車庫が有るだけなので冬の作業はキツイです。指先が動かなくなります。正直甘くみてたw。
だもんで室内で出来る作業を優先してやってこうかなと
そんな訳で今回はオフ用フロントサスペンションを試作してみます。
試作の内容的には
①ストローク長を長くする
②0~1Gのストロークを1G~のストロークに振り分ける
③ストローク長を保持しつつサスの軸長を減らす(オプショナル)
みたいな感じで目標を立てて行った訳ではもちろん無く
できたサスをノーマルサスと見比べながら書いただけです
んで①は”カモメ”と呼ばれるホンダの古き良き時代のカブのシリンダーをつかいます。
②はリトルカブのバネを使いプリロードを調整します。なんでリトルのバネなのかと言うと不等ピッチの下の方の領域が狭いのでプリロードをかけることで②の目標を達成しやすいからです。ノーマルカブのサスより柔らかいため、ストロークが増えることで上の方で固くなりすぎるのを防ごうという考えもあります。
③はカモメのシリンダーのストロークは伸びる方向に長いため、サスの長さがノーマルの物より長くなります。これによってフロントが高くなり、荷重がリア寄りになります。キャスター角が増え、ボトムリンクのアームもノーマルより立ち上がるため、ステムシャフトとのオフセットが減って更にトレール量が増えます。オフロードを走る上ではそんなに悪くない変化が多いと思うんですが、オンロードだと後述しますが問題が出てきます。そこでシリンダーのシャフトのストロークに使われていない部分をカットする等してサスの長さを抑え、フロントの上がりを抑えようというものです。
下の写真はカブのフロントサスのシリンダーを年代順に並べた物なんですが、なんか段々ストローク量が減っていってますね。12vに至っては4cm弱しかありません。カモメ時代のカブはアーム下のゴムダンパーやスプリング長でストローク量が制限されるため、これが実ストローク量っていう訳じゃ無いんですが、まずマージンが減らされ、マージンが0になったことによりゴムダンパーが省略され、その後実ストローク量も減らされた。と言っていいんじゃないかと思います。これらの変更は道路事情を鑑みての事なのかもしれませんが、ぶっちゃけ12vは乗り心地悪いですw。NTBと乗り比べて見れば分かりますが結構雲泥の差です。
そんな訳で今回は❶と❷のシリンダーを使って
オフロード用とオン兼用のサスを試作してみたいと思います。
| カブのフロントサスのシリンダー色々 |





